金沢21世紀美術館といえば、レアンドロ・エルリッヒの《スイミング・プール》。水面の下に人が立っている、あの不思議な写真を見たことがある方も多いと思います。
ただ、あのプールの地下部に入るには予約が必要で、これが少しややこしい。「予約したはずなのに入れなかった」「そもそも何を予約すればいいのか分からない」という声もよく聞きます。
私自身、実際に訪れて地下部を鑑賞してきました。この記事では、予約の流れと、現地で初めて知った注意点をまとめます。行く前に読んでおくと、当日かなりスムーズになるはずです。

⚠️ 最初に:一番大事なポイント
まずここを押さえてください。混乱の原因はほぼここにあります。
プール地下部の予約は「当日の朝9時から」。事前予約はできません。
旅行の何日も前から予約しておく、ということができないのです。当日の朝、その場で順番待ちを取る仕組みになっています。
そしてもうひとつ。
そしてもうひとつ。
必要な手続きは「2つ」あります。
- ① プール地下部の順番待ち予約(当日朝9時から)
- ② 展覧会チケットの購入(事前でも当日でもOK)
この2つは別々の手続きです。「アソビューでチケットを買ったから予約完了」ではありません。ここを勘違いすると、当日プールに入れないということが起こります。
🎫 手続きの流れ(3ステップ)
公式サイトでは、以下の3ステップで案内されています。
STEP1:プール地下部の順番待ち予約
入場日の当日AM9:00から予約受付開始。方法は2つあります。
- WEB受付:airwait.jp というシステムから
- 受付発券機:本多通り口の総合案内に設置されています
電話での予約は受け付けていません。また、旅行代理店による代行予約も不可となっています。
STEP2:展覧会チケットを購入
プール地下部の鑑賞には、特別展またはコレクション展のチケットが必要です。
- WEBチケット:公式サイトからアソビューのページへ移動して購入できます
- 紙チケット:本多通り口の総合案内窓口でも購入可能
こちらは事前に買っておくことができます。
💡 チケット選びのヒント 特別展とコレクション展ではチケットの種類と料金が異なります。値段が意外と違うので、滞在時間と相談を。じっくり見たい方は特別展、時間がない方はコレクション展のみでも地下部には入れます。
STEP3:呼び出しを受けて入場
予約した時間が近づくと、メールで呼び出しが来ます。「展示室6」の前まで向かってください。
呼び出しから20分を経過すると自動キャンセルになるので、メールは見逃さないように。
🕘 私の場合:9時前に着いて、10時の枠が取れました
ここからは実体験です。
私が訪れたのは休日。混雑を警戒して、開館前の9時前に美術館に着きました。そして9時になってすぐ、現地の発券機で手続き。
結果、取れたのは10時からの枠でした。
朝いちで動いたので、待ち時間は1時間ほど。この間は館内を見て回っていました。展覧会ゾーンは10時開場なので、それに合わせて動く形になります。
待機列は10〜20分前から
呼び出しの前に、番号順に待機列ができていたのを覚えています。時間の10〜20分頃前には展示室6の前あたりに人が集まり始めるイメージです。
呼び出しメールが来てから慌てて向かうより、少し早めに近くにいる方が安心だと感じました。
休日でも、朝いちなら取れる
体感として、朝9時にすぐ手続きすれば、午前中の枠が取れるという印象でした。
逆に言えば、昼過ぎに美術館に着いてから予約しようとすると、その日の枠が埋まっている、あるいは夕方まで待つことになる可能性があります。金沢観光の予定を組むときは、21世紀美術館を朝いちに持ってくるのがおすすめです。
📋 現地で初めて知った注意点
ここが、公式サイトを読むだけでは分からなかった部分です。
① 荷物の持ち込みに制限がある
入場前、受付でいくつか説明があります。そのひとつが荷物の制限。
地下部は狭い空間なので、大きな荷物は持ち込めません。私の場合は普通に持って入れる程度のカバンだったので問題ありませんでしたが、大きなリュックやキャリーケースを持っている場合は、事前にロッカーへ預けておく方が安心です。
② 自撮り棒は持ち込めない
自撮り棒のような長いものは持ち込み不可とのことでした。
「地下から見上げる写真を自撮り棒で撮ろう」と考えていた方は、計画を変える必要があります。スマホやカメラを手持ちで撮影する形になります。
③ 5分は「あっという間」
滞在時間は5分以内とされています。これは公式サイトにも書かれているのですが——
厳しいという意味ではなく、限られた空間を多くの人が鑑賞するための運用なのだと思います。
④ 階段を下りて、細い通路を進む
地下部への入口からは、階段を下りていきます。そして通路はあまり広くありません。
ベビーカーや車椅子での鑑賞を考えている方は、事前に美術館へ確認しておいた方がいいかもしれません。
⏱️ 実際、5分はどうだったか
正直に言うと——あっという間でした。
写真を撮って、動画を撮って、少し見上げて。それだけで5分は終わります。「ゆっくり浸る」というより、「記録して、体感して、出る」という感覚に近いです。
だからこそ、入る前に何を撮りたいか決めておくのがおすすめです。
- 水面を見上げるアングル
- 地上にいる人と一緒に写る構図
- 動画を撮るのか、静止画だけか
同行者がいる場合は、地上と地下で分かれて撮り合うという手もあります。地上から撮る人がいれば、「水の中に立っている」あの写真が撮れます。ただし地上・地下の両方を体験したい場合は、それぞれ予約が必要な点にご注意を。
📝 まとめ|行く前のチェックリスト
- ✅ プール地下部の予約は当日朝9時から(事前予約不可)
- ✅ 手続きは「順番待ち予約」と「展覧会チケット」の2つ
- ✅ 順番待ちはWEB(airwait.jp)または現地の発券機
- ✅ チケットはアソビューで事前購入可能
- ✅ 朝9時に手続きすれば、午前中の枠が狙える(休日・実体験)
- ✅ 呼び出しメールから20分でキャンセルになるので注意
- ✅ 大きな荷物・自撮り棒は持ち込み不可
- ✅ 滞在は5分
- ✅ 撮りたい構図は入る前に決めておく
🗓️ 訪問前に確認したいこと
最後にひとつ。プールは展示替えなどで閉場することがあります。
- 主催展覧会の休場日(月曜日、年末年始)は地下部の鑑賞不可
- 展示替え期間中も閉場
せっかく朝から並んでも入れない、ということがないよう、訪問前に公式サイトのお知らせを確認しておくことを強くおすすめします。
金沢21世紀美術館には、プール以外にも印象的な作品がたくさんあります。うさぎの形をした椅子や、加賀友禅をモチーフにした壁など、館内を歩いているだけで楽しい場所でした。そちらについては、また別の記事でご紹介したいと思います。
まずはこのプール。当日朝9時、これさえ覚えておけば大丈夫です。
※本記事の情報は2026年8月時点のものです。予約方法・料金・開催状況は変更される場合があります。訪問前に金沢21世紀美術館公式サイトで最新情報をご確認ください。

コメント